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無線機とは? 無線機の種類分け 無線機の種類分け2 トランシーバー インカム

トランシーバー

無線機でもっとも一般人に使われている形式と言えば殆んどの人が「トランシーバー」と答えるはずです。実際に筆者は何人かの人に聞いた答えはトランシーバー(タクシー無線と答えた方も何人かいました)が無線機として広く認知されていました。確かにトランシーバーは無線機の分類に入るのは確かのですがトランシーバーが無線機の代表となるのはどうも納得がいきませんが、無線機を広く使えるように敷居を低くし一般人でも簡単に使えるようにしたのはトランシーバー最大の功績だとおもいます。

同じ無線機でもトランシーバーと他の無線機がどうしてこんなに扱いが違うのかと疑問に思った事はありませんか?特に値段に関しては雲泥の差で長距離無線機などは高いもので20万前後、中距離無線でも5万前後の値段と非常に高価な値段になっています。それなのにトランシーバーは高くても1万前後と大分低価格化が進んでいます。この理由は無線機の内部構造が関係しています。通常無線機の内部構造は電波波送信機と電波受信機は別々に組み込まれていますそのため、通信中に通話する事(混線で実際はノイズが酷い)ができるのですが、トランシーバーは通信構造を簡単に値段を安価にするためか、通信機と受信機を共用で使って使っているのです。

[無線機]:音声→電気信号変換→電波に変換→送信(アンテナ)

    (アンテナ)受信→電気信号に変換→音声に変換→音声

[トランシーバー]:音声⇔電気信(音声)号変換⇔電波(電気信号)に変換⇔送信・受信(アンテナ)

無線機内部の送信機と受信機は機能的に役割が似ているため変調・復調を一部の機器に一体化する事によって部品や値段の安価が出来るようになりました。また、トランシーバーと呼ばれるタイプには幾つかの形状が有ります。機能的には大差はありませんが簡単にご紹介いたします。


手持ち型

トランシーバーのみならずそのほかの無線機でも手軽に扱えるため主流になっているタイプです。他の無線機の場合は若干重いですが、トランシーバーの場合は小型で軽量、無線機としては安価な部分が最大な魅力で幅広い用途で使われています。業務用で使う場合は道路工事や交通整理など、距離が離れている現場で使う事が多く、趣味ではアウトドアやスポーツなど連絡に使われる事が多いです。通信範囲は大体500m前後と無線機としては非常に狭い通信範囲ですが、比較的近い場所で無線機のやり取りをするのであれば逆に通常の無線機では邪魔になってしまうと思いまうのでトランシーバーで十分だと思います。

固定型

トランシーバーとしてはかなり異例の固定型ですが、使い方は上記のトランシーバーとはまったく異なります。固定型は持ち運びが出来ず、通信範囲もトランシーバーと同じ500m前後とかなりの使え無いップリです。しかし、この固定型の使い方は通信ではなく中継に有ります。トランシーバーはその通信範囲の狭さから1km近い空間では使用が難しくかといって中距離無線を使うのは距離が近すぎます。このような時にトランシーバー間に中継器として固定型を挟んでおくとトランシーバー単体の通信距離以上の距離を通信できるようになるのです。

「トランシーバー1」⇔「中継トランシーバー」⇔「トランシーバー2」

このようにトランシーバー1からトランシーバー2に距離や遮蔽物など直接通信でき無いときなどに中継する事ができるため、中規模店舗ではトランシーバーと中継器の組み合わせで運用される事が多く有ります。

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Last update:2022/12/12

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