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アマチュア無線の通信方法

別のページでチラリと書きましたがアマチュア無線で使われる無線の通信方法は幾つか存在します。今回は一般的な「電話通信」と「電信通信」を簡単にご紹介したいと思います。

電話通信

この通信方法は説明しなくても殆んどの方が理解できると思いますが、この通信方法はその字の通り無線機間で音声を通信する方法です。基礎知識が無くとも手軽に簡単に通信できる事から今では殆んどの無線通信はコノ「電話通信」で行われていいます。通常電話の会話は混線を避けるため別々の回線でを通じて会話をおこないますが、無線機は両方が同じ周波数帯を使っているため同時に通話をおこなったら電波が混線し通信が出来なくなります。そのため無線機を使って「電話通信」おこなう際には幾つかの決まりごとがあり、無線機間で通信を開始する際に必ず送信者のコールサイン(無線機の使用申請際に国から与えられる番号)を先に言って発信者が通信を終了する際には必ず通話終了のサインを送信する事や、他の人が無線通信をおこなっている周波数帯に割り込む事は禁止されているなどがあります。

個人によって異なりますが殆んどの場合電話通信は送信者側から受信者側にむけて通信する事が多く受信者側が発信者の無線を傍受する事で通話が成立します。コレは無線通信では当たり前の事で発信者が無線機を使って不特定多数の人間に電波を発信する事で、同じ無線愛好者と通信をおこなう事が目的だからです。また稀に日本以外の通信が入ってきたりする事もあり無線機で国際間通話をおこなう事もできます。

電信無線

今では殆んど通信で使用される事がなくなった通信方法です。電信と書いてありますが「モールス通信」の事で無線機が出始めた頃からずっと使われつづけました。実際に今でも船舶関係の免許ではモールス信号の試験は必須で、電信無線は国際規格と国内規格の2つの分野に分かれており救難信号の際などにはモールス信号で打つ事も有るそうです。

今回のアマチュア無線において電信無線をおこなえるのは第3級〜第1級アマチュア無線技士だけで残念ながら第4級の方々は無線機で電信通信をおこなう事は出来ません。もしどうしても電信通信をで電波を飛ばしてみたい方は第3級以降のアマチュア無線技士の資格を目指してください。

ちなみ稀にですが電信無線で通信している方の中には外国の人との通信を試みて国際規格の「モールス信号」で電波を発信しているつわものもいるそうです。もし皆さんがそんな面白そうな通信を傍受してしまったらどうしますか?

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最終更新日:2022/12/12

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